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第五回放送も過ぎた頃とあるMSが飛行していた。 それはガンダムエピオン、ゼクスが操る機体だ、その中はギュウギュウ図めである。 「………だぁー!なんで男三人でこんな狭いところにいなくちゃならねぇんだ!」 「仕方ないだろう、他に方法がないのだから」 「そんなに嫌ならデイパックの中に入りますか?」 「這入れるかぁー!!」 ちょっとした漫才がガンダムエピオンのコックピットで行われていた、 一方でクリスはエピオンの掌に座りながら今までのことを振り返る。 (……先輩は指名手配で響もマリアも死んじまった……) 数々の騒動によりクリスは落ち着く暇もなかった、だが今ようやく余裕ができたのだ。 目をつむれば様々な感情が己のうちの中でごちゃまぜになって暴れ狂う、 無意識にクリスは歯の奥を食いしばった。 「クリスちゃん、どうしたでぃす?」 「うわ、シマリスかよ驚かすな」 いつの間にか自分の肩に登ってきたシマリスを見て驚く、それくらいに集中していたのだ。 「それはごめんなさいでぃす、ですけどクリスちゃん何か悩んでたようなのでついつい出てきてしまったのです」 「心配させちまったか、そいつは悪かった、けどあたしは大丈夫さ」 クリスがシマリスにニヒルに笑いかける、しかしシマリスにはその笑顔は無理をしているよう見えた。 「それはうそでぃす」 「あっ?」 「だって、今クリスチャンの顔は――」 その言葉を紡ごうとしたその時、 ズドンと一つの爆破音が、近くに響いた 「な、なんだ!?」 「なんでぃす!?」 その一つが合図になったのか次々と、ズドンズドンと連続して響く、 その一つをクリスは見た。 「ありゃ、こっちを狙ってきてるのか!」 「どうやらそのようだな」 ゼクスがクリスの言葉に応じ、答えた。 「こりゃ、恐らく対空砲だな、それも第二次大戦に使われていた頃の」 「……そんなものでこの機体を狙うとは、なめられたものだ」 「いや、相手もそれは分かってるだろうよ、だからさらに何か仕掛けてくるかもしれないぜ」 「なにかとは?」 「そりゃ、アレよ、例えばミサイルとか――」 ベルナドットかそう言いかけたとたん、ミサイルが飛んできた 「んなろぉ!!」 しかしそれをクリスはイチイバルで迎撃する、迎撃されたミサイルはそのまま撃墜された。 だが、それでは終わらずさらに何発ものミサイルが飛んでくる。 「チッ、さすがに数が多すぎる、これじゃあたしの迎撃にも限界が来るぞ!」 「……やむを得んか」 ゼクスは顔を顰め、操縦桿を動かす、するとエピオンは下に向かい始めた 「下に行くので?」 「仕方なかろう、ここで落とされるわけにもいかんからな、クリス君!しっかり掴まっていたまえ!」 そう言うと一気に高度が下がっていく、クリスは手の指に掴まった、シマリスもしっかりデイパックの中に入った、 正直クリスは文句を言いたい気分だなぜなら翼の所に行くのが遅くなる、だが今それを言っても仕方ない。 (糞、やっぱりあたしにもっと力があれば!) そう、やるせない気持ちを抱きながら、エピオンは地上に向かって行った。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ とある指揮装甲車にて一人の男が指揮官席に座り報告を聞いていた 「人型機体は地上に向かい、ついでにミサイルを撃破したと」 男の声に部下は頷きながら再度答える。 「はい、その通りですワイルドハント隊長」 ワイルドハント、この男の名前だろうメンポで頭部を覆い、チャップス付きのニンジャ装束を着用。 手足と腰に手のひらサイズのコマをびっしりと装着している、そうこの男、ワイルドハントはニンジャなのだ。 なぜニンジャたる彼が隊長と呼ばれこの場にいるのか、それは彼がDこの福生市のDMC狂信者達を指示する側であるからだ。 「……ふむ」 腕を組み装甲指揮者にてワイルドハントは考える、相手は中々優れたパイロットだ、 それに己の勘が囁く、強敵なのだと。 「やはり現れるか」 彼は過去の苦い経験を思い出す、今だザイバツ・シャドーギルドが存在し所属していた頃に現れた赤黒のニンジャ! そのおかげで自分は死に何の因果か蘇りクラウザーさんを復活させるために活動している。 他の信者ほど狂信的ではない、だがクラウザーさんの生歌を再び聞きたい、それ位には虜なのだ。 「分からぬものだな人生と言うものは」 しかしその回想も一瞬で済ませ、再び指揮官の顔に戻った。 「A1、A2の部隊を向かわせろ、偵察ドローンも飛ばせ」 「アイアイサー」 そう、この部隊は様子見。相手がどのような実力の持ち主か計る為の物だ。 ワイルドハントに油断はない、あの時もそしてこの時にもだ。 「それと、時と場合によりお前達にも働いてもらうぞ」 後ろに控えていた、三人の人物に声をかけた。 「ええ、分かっています」 一人は鬼道有人、サッカー界では天才ゲームメイカーとして名をはせた男。 年少の頃からクラウザーさんの歌は聞いていた、だからサッカーへの思いと同じくらいクラウザーさんの歌が好きなのだ、 それ故に彼は選んだ、即ち殺人者になるということを。 「おう、その時は任せとけ」 一人はAKYS、迫真空手部の師範を務めていると男だ。なんでも野獣先輩も通っていたとか。 そんな彼もまたクラウザーさんの歌を愛し稽古終わりに必ずその歌を聞いていたほどだ。 「あっ、いいっすよ」 一人は葛城蓮、一日目に死んだ虐待おじさんの親戚だ。 なぜ彼がいるのか?それは当然クラウザーさんの歌が好きだからだ。 なおAKYSとは互いにライバル兼親友らしく、お互いに実力をぶつけ合い茶をする中だ。 「よろしい、しばくはお前達もこの近くで待機だ、追って指示を出す」 立ち上がりそう指示を出す、すると三人は頷き指揮装甲車から出て行った。 基本的にあの三人はまとめて行動させている、それは鬼道が指示役を担当、二人が直接戦闘担当だからだ。 「しかし、タイミングが悪い、こちらが任務遂行中に現れるとは」 そう、ワイルドハントはこの地域、福生市に存在するDNC狂信者に敵対的な集団を殲滅するために派遣されたのだ、 上層部は何度かSATUGAIを妨害された福生市に討伐するための部隊を送ったが撃退された、上層部が動くほどでもない、しかし無視はできない。 そこで前経歴が指揮もこなし実力も高かったワイルドハントに白羽の矢が立ったのだ。 彼の率いる集団が軍隊並みに統率されていたのも選ばれた要因だろう。 「だが、その集団も見つからず詰まっていたたところだ、これが何かの転機になればいいのだがな」 ワイルドハントはそう呟きながら、指揮官席深くに座り込む。 その姿はザイバツ所属時代にはなかった余裕を感じられた。 「何はともあれだ、ようこそ俺の狩場、福生市へ」 不敵な笑みを見せ、呟いた。 それは、今だ姿が見えない敵に対する挑戦心だった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ エピオンは地上に無事着陸したゼクス一行、まず掌からクリスが下りた。 次にコックピットからベルナドットが下りてきた。 「ふぃー、頭がガンガンするぜ、まるで二日酔いだ」 「おっさんはこういうのに慣れてなさそうだからな」 次にシマリスがデイパックから出てくる 「お、落ちるかと思ったでぃす」 「死ぬかと思いました……」 Lもまた出てきた、顔色はいつにもましてひどい、 彼は別に運動神経が悪いわけではないがこういうのは初体験であったためにこうなってしまったのだ。 「すまないな、少しばかり手荒になってしまった」 「……まぁ、仕方ねーよ、あそこから落とされてたらあたしでも死んでたからな」 「流石のMSもミサイルにゃ敵わないからな」 ゼクスが謝罪したが、あのことに関しては仕方ないと受け止めていた、 あのままミサイルにあたっていたら落ちていたかもしれない、クリスが掌にいる故に、 エピオンの高機動を生かせないからだ、むしろそのまま地上に向かいミサイルの射程圏内から離れる選択をしたのは正しいだろう。 「しかしここはどこなんでぃすか?」 「……どうやら福生市と言われる場所のようですね」 Lは近くの看板を見た、そこには福生市と書かれていた。 「福生市………東京じゃねぇか!」 「ずいぶんと飛んだと思ったのだが、どうやら遠回りをしていたらしいな」 そうなっても仕方がないことである、彼等は日本の地理に詳しくないのだ。 唯一詳しそうなLも男三人はさすがにきつかったらしく指示を出せるほど余裕はなかったのである。 「しかし、これからどうすんだ、あたし達は空から大阪には行けなくなっちまった」 「誰が撃ったか分からない以上、下手に飛ぶのは危険だしな」 「もしかしたらこの街にいるのかもしれませんね」 Lの意見にゼクスも同意を示した 「そうだな、対空砲は動かせないと聞いている、ならばミサイルを撃った者達もここにいるだろう」 「でも、ここを探して果たしてみつかるでぃす?」 シマリスの発言に一同は押し黙った、 福生市は地図から見れば狭いと思うが、しかしやはり市である、広いのである。 そこから探し出すとなればとても時間がかかる、何よりその敵も大人しくはしていないだろう 「……とにかく一旦落ち着ける場所に行きたいところですね、情報収集もやっていませんし」 「確かにな、あの機体にいる間は狭くてパソコンも開けなかったし何より時間もだいぶ過ぎている その間に状況が動いてるのは確実だろうよ」 そう言い切った直後にベルナドットは何か違和感を感じた。 それはゼクスも同様だった、何か感じるのだ、そう、例えるなら戦いが始まる前の予感 「おい、お前ら、気を付けろ何か嫌な予感が――」 そう言い切る前にベルナドットが走り出しLを抱えた直後、ベルナドットに銃弾が掠った 「チィ、敵襲か!」 「くそ!シマリスはデイパックに!」 クリスは撃たれた方向に銃型のアームドギアを向け撃つ。 そして撃ってきた者は建物ごと吹き飛んだ! 「よっし」 「ヒューッ、やるじゃないか嬢ちゃん」 「あたしは嬢ちゃんじゃない!」 ベルナドットの嬢ちゃん呼びが気に入らないクリスはそう言う しかしベルナドットが気にすることはないようだ。 「それより早く退いてもらえませんか」 「おっと、悪かったな」 ベルナドットが身を引きLが出てくる 「それよりもです、ここはどうやら」 「ああ、敵地みたいだ、Lの旦那はガンダムのコックピットにゼクスの旦那も問題ないよな」 「仕方あるまい」 「すみませんね」 「いいってことよ、それよりも嬢ちゃん分かってるか」 「ああ、こっちに来てるやつらがいる!」 クリスが言えば何人かの武器を構えた人間が現れる そしてその者達はそろって言った。 『SATUGAIせよ!!!』 そういった直後にベルナドットが持っていたM16によって一掃された。 「ベルナドットさん、これを」 「あん、こりゃあんたに振り分けられた奴じゃないか、いいのか?」 「ええ、隠れている私では宝の持ち腐れですから」 渡されたのはひらりマント、ゼクスがもしもの時の為にとLに配分されていたのだ。 「L、はやく乗ってくれ、敵がいつ来るか分からん」 「はい、それではご武運を」 そう言ってLはエピオンのコックピットに乗り込んだ。 ベルナドットはひらりマントを構えて拳銃に武器を切り替える 「シマリス、お前はいかなくていいのか?」 「今のクリスちゃんを放ってはけませぃんから」 「……ありがとな」 不器用にクリスは笑った 「また来たぞ!次は100人前後ってところだな!」 「多すぎだぞ!」 ベルナドットの言にクリスが悪態を付き、イチイバルのアームドギアを構える、 こんなところでくたばってたまるかと心の中で思った。 これは始まり、のちに続くゼクス組の死闘の始まりであった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「おう、アイツらもなかなかやるじゃねーか」 ワイルドハントからの指示が下り、彼等は一足先にゼクス組を見に来ていた。 そう、鬼道、AKYS、葛城の三人だ。 彼らが見ている先はゼクス組と 「……なるほど」 「何かわかったのか?」 葛城の疑問に鬼道は答えていく。 「いや、アイツらが手練れだと思った、それだけだ」 「えぇ……(困惑)いや、俺も見ればわかるが何かそれ以外分かったことはないのか?」 「そうだな、……あいつらは、あの赤い色のアーマーを付けた女を中心に戦っている」 「ほう」 鬼道が指さしたのはクリスだ。 「あの女は本人の実力もさることながら広範囲殲滅技が多い、 それを一人と一機体は把握して立ち回っている」 見ればクリスに注意を向きすぎた敵をベルナドットが攻撃、クリスの技からこぼれた敵を飼っている。 他にエピオンは建物から狙撃しようとする敵を建物ごと破壊、更に建物の残骸で他のルートから来る狂信者達を足止めする。 とにかく彼等はクリスを中心として動いていた。 「だが、かれこれ戦いが始まって何時間かたっている、あいつらも疲労が蓄積したころあいだ」 「あんま、そういう所を付くのはこのみじゃねぇんだがな」 「だがこれぇはクラウザーさんを復活させるためのもんだ、手段は選んでられねぇよ」 葛城の言葉にAKYSも頷く。 「…………そうだな、それでは俺達もそろそろ出るとしよう」 「おう、ちゃちゃと終らせてクラウザーさんの歌でも聞こうぜ」 AKYSの言葉を聞きながら鬼道は思ったこれは正しいことだと、クラウザーさんの歌を聞くためにと。 だが、心の奥でこうも思う、果たしてこの行為はクラウザーさんが喜んでくれるのかと。 だがその思いをすぐさま振り払い、自らも戦場を向かった。 全てはクラウザーさん復活の為に。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「だー!!、多すぎんだろうが!!!」 クリスはBILLION MAIDENを使用し、真っ正面から突っ込んできた大量の狂信者達を撃ち殺した。 しかしそれを予期し、上空から仕掛けてくる狂信者――だがそれは叶わない。 銃の発射音が響き、上空から仕掛けてきた狂信者を撃ち殺した 「サンキュー、おっさん」 「おっさんじゃねぇ!」 二人は軽口をたたきながら迎撃する、だがベルナドットは気づいている 長くは持たないということを。 (クッソ、さすがに数が多すぎる) そう、とにかく数の連打が押し寄せてくるのだ、 10人やったら50、50人やったら250と増えて行っている。 (弾も何時まで持つ?こっちも走って体力も下がってるしよ、これは積みか?) 嫌な考えがよぎる、しかしその思考を振り払い目の前の敵に集中する。 だが、思考外からの攻撃が飛んできた 「死ねぇ!」 「!?」 「おっさん!!」 ベルナドットは、死んだと思っただが、銃弾はあっさりと防がれた。 防いでのはエピオンの右腕。 「油断するなよベルナドット」 無造作に右腕を動かし、攻撃してきた狂信者とついでに後ろにいた狂信者もミンチにする。 「わりぃな助かったぜ、だがアンタは後方で殿していたはずじゃ」 「いや、どうやら後ろの狂信者達が引いていったようでな妙だと思ったがとりあえずこちらの救援にな」 「引いた?」 引いたと聞いてベルナドットは疑問に思った、なぜ有利なアイツらが引いた? 犠牲を嫌った?、確かにベルナドット達は多くの狂信者を屠った、だがそれがアイツらの退く理由になるのか? 連中は実に狂信的だ、アレは殺さなければ気が済まないたちだ、だがそれで引くとはどうしてだと思う、 だが今は戦闘中、目の前にいる敵に集中しなければと思い目を向ければ敵がいなくなっていた。 「おい、俺たちを襲ってきてた連中は?」 「さあな、あたしにも分からない、だけど途中から明らかに引いて行ってたな」 クリスがそう証言する、ますますおかしいと思った。 「なあ、速くここからいいた方がいいんじゃないか?」 「なんでだ?」 「明らかに不自然だ、敵がっさりひくってのも、そうだろゼクスの旦那」 「……確かにな」 違和感がある、そう途中で引くのは違和感が―― 「狙撃兵、目標赤い色の女、撃て!」 無線機から鬼道の指示に従い、クリスに向けて銃を発射する。 少し気が緩んでいたクリスにこれを回避するすべはなく―― 「嬢ちゃんあぶねぇ!」 ベルナドットが庇った 「――おっさん!!」 「狙撃兵、まだいたか!」 ゼクスがエピオンを動かし狙撃兵がいた位置の建物を破壊しようとして。 「やらせねぇよ――オッラァ!!」 AKYSの飛び蹴りが、エピオンの腕に直撃し、腕を破砕した 「なにぃ!」 「人間ですか!?」 乗っていたゼクスとLが驚く。 ゼクスの場合は己の機体の腕がどこからともなく表れた男に壊されたことに、 Lの場合は、そもそも頭脳でならともかく生身で鉄の塊をぶっ壊せる人がいたことに。 「よっと、さて楽しませてもらおうか!」 それに対しAKYSはガンダムに挑戦的な笑みを向けた。 自分よりもどでかい相手を倒す、それは一つのロマン故に。 「Lよ、私が一瞬のスキを見出すだから」 「分かっています、ベルナドットさんの看病ですね」 「ああ、頼む」 そしてエピオンはAKYSと向かい合う、そして両者ともに動きだす。 異種どころではない戦闘が始まった。 そしてクリスはベルナドットの傍に駆け寄っていた 「おっさん、しっかりしろよ、おっさん!」 「ああ……そんな大声出すな……傷に響くだろ……」 「意識はまだあるようでぃすね!」 いつの間にかシマリスがデイパックの中から出て来ていた、 その手には救急セットと書かれた物を手に掴んで。 「シマリス」 「クリスちゃんこの人のことは僕に任せるでぃす、それよりも後ろ!」 シマリスに言われ後ろを見れば、一人の男が立っていた。 「――おじさんはねぇ」 「ッ!」 クリスがアームドギアを向け、撃った、 しかしその男はそれを回避して。 「よけた、チッ」 「おじさんはねぇ!」 男が駆け出す、それに合わせてクリスもアームドギアを二丁拳銃型に変え、迎撃する。 だが男はすべてそれを回避し。 「君みたいな可愛いねぇ、子が苦しむ姿が大好きなんだYO!!!!」 一閃、高速の居合がクリスに迫った。 「なっ!?」 ギリギリでクリスは回避する、だが男、葛城は次の行動をしていた。 それ即ち刀から二丁拳銃に切り替え、照準をクリスに向ける。 だがクリスが速かった、拳銃に切り替えたと同時にクリスが射撃する。 しかし葛城は発射された銃弾すべてがスローモーションに感じ、それらを巧みに回避する 「おっせぇんだよぉ!!」 走りながら照準をクリスに合わせたまま射撃する、だがクリスも相手の弾道の斜線を見抜いて回避する。 そしてそのまま双方高速に移動しながら打ち合いになる、走り撃ちまた走り壁やガラスやガードレール、車すら利用しながら。 「やるじゃねぇか!!」 「お前に褒められてもうれしくねぇよ!!」 クリスと葛城が極端までに接近する、そしてまず葛城が銃を向ければクリスが右腕で向けた銃の手をはじき次にクリスがアームドギアを向ける、 しかし次は葛城がその手をはじく、次に葛城は相手の肩を掴み腹に一発当てようとするがクリスはそれを予期し下がる。 まさしく一進一退、気を抜けばどちらかが死ぬ、鍛えたガン・カタを 「ああ……くそ情けねぇ……」 「黙ってるでぃす!血がもっと出てしまうでぃす!」 一方、シマリスはベルナドットの治療にあたっていた、だが体が小さいため苦戦を強いられていた。 「私も手伝いますよ」 「Lさん!?どうやってコックピットから」 「ゼクスさんが一瞬のスキで何とか降ろしてくださいまして」 そう言いながら救急セットから包帯やなどを取り出し応急処置をしていく。 Lが施す応急治療は鮮やかなものでありてきぱきと施していく 「Lさんすごい、どこで習ったでぃす!」 「一応、孤児院にいたとき習いました」 Lたちが治療を施している頃、ゼクスとAKYSの戦いにも目を向ける。 「オッッラァァ!」 AKYSの気合を込めたシャウトとパンチがエピオンに向かって来る。 「チィ!」 しかしそこはライトバロンと呼ばれた男、攻撃を仕掛けてくる部位を見抜き回避する。 回避されたAKYSのパンチはコンクリート道路周辺を破損させた。 「とんでもないな、来るか!」 ビームソードをAKYSが飛び込んでくる地点を予想し、前もって置く、 来たのは置いたと同時だった。 「!?」 これにはさすがのAKYSもびっくりである、ビームソードに触れる数センチ前に横に建物を蹴り、 横に跳躍することで回避した、しかし勢いは考えてなかったらしく横にあった建物に衝突した。 「へっ、やるじゃねぇか」 しかしそれでもぴんぴんとした状態で、突入した建物の瓦礫を除けて立つが。 「はぁッ!」 その隙を見逃す程ゼクスは甘くなくビームソードで追い打ちを計る。 「またか!!」 AKYSは再び今度は調整して跳躍し、ビームソードを回避する。 この田高、どちらも受けることはなく回避するのが主となっている、 AKYSの圧倒的破壊力はエピオンに使用されているガンダニュウム合金すら壊しえるものだ、 現にエピオンもかすり傷が多く存在する。 しかしガンダムエピオンにはビームソードがありその威力はAKYSと言えど即死は免れないものであった。 ヒートロッドの方は最初の奇襲で壊せたから、そこは気にしなくていいというのはAKYSにとって幸いだろう。 「オッラァ!!」 「ハァ!」 エピオンはLが下りたことにより本来の性能を発揮できるようになり、縦横無尽に動き回る。 それに対しAKYSも驚くべきことにエピオンの縦横無尽な軌道に着いて行っているのだ。 「つくづく驚かされるな!」 「オッラッオッラァ!」 ジグザグに移動するエピオン、しかしその先を予想したAKYSは先回する、 先に行ける建物を蹴り、空中にて大気の塵を足場にしてさらに跳躍しその先へと行く! その速さはエピオンを上回り、エピオンの真上へとたどり着く。 「何ィ!?」 「こいつで終わりだぁ!!オッラァ!!!」 真上から繰り出されるのAKYS渾身の技、ポン・パンチだ! 何故ジュー・ジツの技を習得しているのか?それは迫真空手部が統合格闘技部だからである! あらゆる格闘技を収めてこそ真の格闘家の道がある、それがAKYSの信念だ、それ故に彼はあらゆる格闘技技を覚えているのである! 「舐めるなぁ!」 だがそこはゼクスマーキス、伊達や酔狂でエースをやっているわけではない! 回避は不能であれば急所から外すまで、そう一瞬で判断し機体を動かし、AKYSのポン・パンチが炸裂した! 「ぬぅぅぅぅ」 ポン・パンチ確かに炸裂した、しかし、おお、エピオンはいまだ健在ではないか! それもそのはず、咄嗟に動かしたのは急所とダメージを軽減させるのが目的であったためだ! だがパンチの威力はすさまじくエピオンはそのまま落ち、地面を勢いよくこすっていく、 そして最終的に止まった所はLとシマリスがベルナドットを治療している最中の場所の近くであった。 「……やはり他の者たちを下げておいて良かったな」 そしてその戦況を俯瞰していた鬼道は事前に信者を下げていたことが正しいと判断する。 この戦闘、激しすぎたからだ。 片や激しすぎる銃撃の応酬、ガン・カタで競い合い再び銃撃戦となっていた。 そして片やMSと超人の大決戦である、ここに信者を突っ込んでしまっていたら被害がさらに拡大しただろう。 「とはいえ、これで終わりだ、葛城、AKYS下がれ、一斉攻撃にて決着をつける」 そう言うや否や控えていたDMC狂信者殲滅部隊が姿を現した、どいつもこいつもヘルガスト兵の格好に身を包んだ兵士たちである、 そしてMSのジェガンも何機か確認された、そうこの者達による一斉射撃で決着をつけるのだ。 「おいおい、止めは俺にさせろよ!」 「OK牧場」 AKYSは文句を言いつつ跳躍し場を離れ、ちょうど遠距離で撃ち合いをしてた葛城もまたクリスの銃撃をいなし下がった。 クリスは葛城が下がった際、膝をつきそうになるが次に出てきた部隊を見て何とか食いしばった。 「どうやら……年貢の納め時か?……」 「……打開策はありませんね」 「むっ、むぅぅぅ」 ベルナドットとLは覚悟し、シマリスは悔しさに一杯だった。 こちら側の戦力であるクリスは葛城との戦闘の疲労がたたり攻撃できず、 ゼクスは機体を動かそうとしているが先ほどの衝撃で動かなくなっているのだ。 「ク……ソ……」 息を吐きだしながらアームドギアの技を使おうとするがやはり疲労が濃く使えない。 (終わるのかあたしは……まだ何もできてないのに!) 心の奥底で歯ぎしりする、まだ諦めてはいないだが覚醒などそのようなことは起きるはずもなく。 「全員攻撃用意!攻撃――」 その言葉が響きゼクス組が目をつむり最後の時を迎えようとした、その時! 「――おたくらに死なれたらオレが困るんですわ」 その声が響いた当時に、DMC狂信者達の足場が崩れていく! 「な、なに!?」 「何で足元が!?」 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」 それぞれ狂信者達の悲鳴や困惑した声が響き混乱する。 「チィ」 しかし鬼道はその混乱から素早く離脱する、 超次元サッカー選手である彼ならばここからの離脱はおちゃのこさいさいなのだ。 葛城とAKYSもまた離脱していた。 「あっ?」 「どうやら……俺達にもまだ運はあったらしい……」 「そのとおりだぜ、おたくらも運がいいもんだなぁ」 クリスやL、ベルナドットとシマリスの隣に緑のマントを身にまとった男が現れる。 「貴方は誰でぃす?」 「自己紹介はあとだあと、それよりさっさと逃げるぞ」 「ですが、仲間を見捨てては」 そう、Lが言いかけたとたん地面が振動した。 「な、なんだ地震か!?」 「ようやくご到着か、ずいぶんと遅かったもんですねぇ」 その振動には狂信者の方の三人組も反応する。 「いったいなんだこれは!?」 「何かが来るってことだな、よし見ておこうぜ」 「おじさんちょっと疲れたなぁ」 驚く鬼道に余裕そうなAKYS疲れている葛城はおそらく来るであろう所から目を離さない、 更に偵察ドローンから見ているワイルドハントもまた何が現れるのか待っていた。 そして、地震が一旦止まったと思えば、再び振動が起きる、L達のすぐ近くで、 「な、なにが」 「そろそろ出てくるぜ、おたくらもよく見ておけよ、とんでもねえもんが出てくるからな」 そう男が言ったとたんに地中から道路のコンクリートを壊して――MSすら入りそうな物置が出現した。 「んんんんんんんんん??????」 「えぇ……(困惑)」 「(大爆笑中)」 鬼道混乱、葛城は困惑、AKYSは笑っていた。 「……なるほど、見つからぬわけだ」 ワイルドハントは冷静に状況を理解し、目標と断定した。 そしてゼクス組もまた、ポカンとした表情をしている。 ただ一人緑のマントの男はその顔を見て笑って、 「そ、そりゃそんな反応にもなるわな……ブフォ」 そうしているうちに物置のシャッターが開き人が出てきた。 数人の武器を構えた者達が出て来る。 「君たち大丈夫か」 随所に青い塗装が施された装甲服を着た男が駆け寄ってきた。 「無事じゃありませんね、レックスの旦那、早く回収をして引き揚げましょうや」 ロビンがそう提案してベルナドットの肩を持ち上げ、自分の肩を貸す。 「文句は言いっこなしだぜ、こっちも時間が惜しいからな」 「ああ……分かってる」 「あんたらもな」 「……行きましょうシマリスさん、クリスさんは?」 「それならあそこにいるでぃす」 シマリスはクリスがいる方に指さす、そこには片膝をついているクリスがいた。 どうやら疲労が限界にまで達しているようだ。 そこにLが駆け寄った。 「大丈夫、ではないようですね」 「馬鹿にすんなあたしはまだ動ける」 そう言って動こうとするが、思うように動けなかった 「あまり無理はしないでください、手を貸しますから」 「自分も手を貸そう」 Lとレックスと呼ばれた男がクリスに手を貸して物置に向かった。 そしてゼクスの方はと言うと。 「よし、再起動に成功だ」 「ならばこちらへ」 急な無線通信にゼクスは驚く、 「……何者だ?」 「この物置の所有者です、貴方の仲間は保護しましたですから貴方も」 目の前にある物置の所有者だという声からして男、ゼクスは怪しむ、 だが今この局面を乗り切るにはこの言葉に従うしかない、これ以上の戦闘は危険だからだ。 「分かった、MS語ごと物置に入らせてもらうぞ」 「はい、では人がいない区画がありますのでそこにお入りを」 そう言って通信が切れ、代わりに人がいない区画の地図が送信された。 「やれやれ、後は野となれ山となれだ!」 やけくそ気味にブースターを吹かし物置に入る、その区域はちょうど仲間達が運び込まれた直ぐ近くだった。 そしてゼクス達の収容が終わるとシャッターが素早く閉じられ、地中に潜航する。 何とか体勢を立て直した狂信者達の軍勢も攻撃するが、まるで利いていない。 「なんて硬さだ、アレでは壊すのは難しいぞ」 「俺の奥義でもぶっ壊すのは難しそうだな」 「あっ、無理っす」 そう、それくらいに硬いのだ、あの物置は。 どんな素材を使用しているのだ、構造もどうなっているのか分からない。 そしてそうこうしているうちに物置は完全に潜航していったのであった。 「逃がしたか、あと一歩だったというのに……!」 「戻ってこい三人とも」 「隊長」 無線機からワイルドハントが撤退命令を出す。 「潜られてしまっては俺達にどうすることも出来ん、今は機を待て」 そう言って無線は切られた 「んじゃ、戻るか、俺も疲れたしな」 「何か食べて寝たいな~おじさんもな~」 「……………」 三者三様にしてワイルドハントがいる本部に戻っていく、 次に彼らと相まみえることになるのは何時になるのか。 【二日目・13時50分/東京・福生市】 【ワイルドハント@ニンジャスレイヤー】 【状態】健康 【装備】親ゴマ 子ゴマ(中ゴマ)孫ゴマ(小ゴマ) 【道具】支給品一式 指揮装甲車 【思考】 基本:クラウザーさんを復活させるために行動する 1:上層部から与えらえた任務を遂行する。 2:どうやら敵は強敵らしい慎重に事を進めなければな。 【鬼道有人@イナズマイレブンシリーズ】 【状態】疲労(小) 迷い(小) 【装備】どこでもボール射出ベルト@名探偵コナン ゴーグル イナズマスパイク@イナズマイレブン さいきょうミサンガ@イナズマイレブン 【道具】支給品一式 おにぎり 【思考】 基本:クラウザーさんを復活させるために動く。 1:今は隊長(ワイルドハント)の指示にしたがう 2: SATUGAIして復活してもクラウザーさんは喜んでくれるのか? 【AKYS@COAT作品】 【状態】疲労(中) ダメージ(小) 【装備】柔道着 【道具】支給品一式 リボン@FFBE 【思考】 基本:クラウザーさんを復活させるために動く。 1:アイツら中々強敵だったなまた戦いたいぜ。 2:隊長の命令には従っておく、頭は良くないしな。 3:鬼道の命令にも従う的確だし悪くないやつだし。 【葛城蓮@ACCEED】 【状態】疲労(大)ダメージ(小) 【装備】二丁拳銃 雷切 【道具】支給品一式 【思考】 基本:クラウザーさんの復活のために行動する。 1:隊長と鬼道の命令を聞く。 2:AKYSと共闘できてうれしい 3:休めるところで休みたい、あの女強かった。 そして、ところ変わり地中に潜り移動する物置。 「……こいつ移動できるのかよ……」 「ああ、オレもそれ聞いて動いた時は驚いたは」 緑のマントの男、改めロビンフットと名乗った男とベルナドットが会話している。 どうやらここに戻ってからやることはなく、同じアウトローのベルナドットの所にいっているのだ。 なお今ベルナドットは包帯を巻かれ簡素なベッドに寝かされていた。 Lはこの広い物置を見て回り、レックスはその案内をしている 「驚きましたね、物置とは思えないほど色々なものが置いてありますね」 「このロワイヤルに巻き込まれた人たちも乗っていますからね、その為に必要なものも入れているのですよ」 周りを見渡せば他にも人がいる、レックスが言った通り保護された人たちなのだろう。 「……まだ生き残れている人たちもいたのですね」 Lはポツリとつぶやいた、 自分も生き残っているし、情報も書き込まれてはいるから生きている人はいるとは思っていた、 だが改めて生きている人達を見ると実感がわいてくるというものだ。 「どうかされましたか?」 「いえ、何でもありません、それより先へ行きましょう」 そうして、二人は色々見て回った。 シマリスはクリスの見舞いに来ていた。 クリスは葛城との激戦によって体調を崩し寝込んでいるのだ。 「クリスちゃん、大丈夫でぃすか?」 「ああ、なんとかな」 おでこに湿布を張られた状態のままシマリスの方に顔を向ける。 「なっさけねぇよな、今こんな時だからうごかねえとならないのに」 「何言ってるでぃす!クリスちゃんはよく頑張ったでぃす!」 「はは、ありがとなシマリス」 情けなく思ってるクリスにシマリスはクリスを励ます。 その言葉にクリスはお礼を言った。 「お礼には及ばないのでぃす、友達を元気付けるのは当たり前のことでぃすから」 「友達、そっか友達か」 シマリスの友達と言う発言、それを噛みしめるようにクリスは確認する。 友達と言える存在は今どこにいるか分からないか、それか死んでいる、それがクリスにストレスを与えていた。 だがシマリスが友達と言ってくれたおかげである程度ストレスがある程度和らいだ気がした。 「そうでぃす、ベルナドットさんにちゃんとお礼を言っておきましょう!」 「そうだな、あのおっさんが庇ってくれたからな」 体調治ったら行くよとシマリスに伝えた。 「そう言えば、ゼクスのおっさんは何してるんだ」 「ゼクスさんなら、ここのリーダーの人とお話しするようですよ」 そして、ゼクスはリーダーの元へと案内された。 簡素なテント、そこにレックスと同じような装甲服を着た者達が入り口を守っていた。 「ずいぶんと厳重なようだな」 比較的であるが。 「どうぞ中へ」 「ああ、ありがとう」 案内してきた男がテントの入り口を開けてゼクスを通した、 そしてゼクスの目の前にいるのは中年と言っていい顔立ちの男だ。 「どうぞお掛けください」 「ああ」 男の勧めに従い、ゼクスはパイプ椅子に座った 「まずは、今回の救援感謝する、アレのおかげで私たちは助かった」 「いえいえ、感謝には及びませんよ、私達も人がほしかったところでしたしね」 そう、目の前の男はいう、分かってはいたが助けたのは善意だけではないようだ。 だがそちらの方がある程度、交渉しやすいというものである。 「そうか、だがそれでも貴方達が来なければ私たちは死んでいた、全員を代表して感謝をさせてもらう ありがとう、そう言えばまだ名乗っていなかったな、私はゼクス・マーキス一応彼等のリーダーと言うことらしい」 「ご丁寧にどうも、ありがとうございます私はイナバ製作所の社長でございます」 そう、この物置の所有者はイナバ製作の社長(以下社長)だったのだ、ならばあの硬さも納得だ。 まさしくイナバの物置はカオスロワでも大丈夫! それからしばらく情報交換を行った、なんでも社長は物置を趣味で改造していたところカオスロワが開催、 それで緊急的に物置を起動させ社員などを避難させ、しばらくは地中にこもっていたが他にもこのロワに巻き込まれた人を助けるために、 地上に出たりした、その際、野良サーヴァントであったロビンフット、 住人の救出保護などをしていたレックスクローントルーパーを助けたのである それらの情報交換を終え水を飲んだのちに社長の方から切り出してきた 「それでは本題に入るとしましょう」 「本題ですか?」 社長の言う本題、それは―― 「世界を救うための協力をしてくれませんか?」 【二日目・13時50分/東京・福生市・地中】 【雪音クリス@戦姫絶唱シンフォギア】 【状態】体調を崩す ダメージはあったが治療された 変身解除 【装備】イチイバル 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間を探して現状を打破する 0:翼を見つけ出し食人について問いただす 1:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える 2:もっと強くなりてぇ 4:衣玖の代わりに比那名居天子を保護する 5:友達か…… 6:おっさん(ベルナドット)にお礼言わなきゃな 【シマリス@ぼのぼの】 【状態】健康 【装備】胡桃×いっぱい 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間と共に生き残る 0:クリスに協力する 1:近日中に来る天変地異のことをより多くの者に伝える 2:胡桃の扱いを極める 3:衣玖の代わりに比那名居天子を保護する 4:クリスちゃんは友達でぃす! 【ゼクス・マーキス@新機動戦記ガンダムW 】 【状態】疲労(小)ダメージ(小) 【装備】ガンダムエピオン@新機動戦記ガンダムW (左腕破損 ダメージ多数) 【道具】支給品一式 そのほか不明 ウルトラストップウォッチ マスターボール 【思考】基本:バトルロワイヤルを止める 1:クリスたちに協力する 2:殺し合いを止める意志のある仲間を集めたい 3:世界を救う? ※ウルトラストップウォッチには制限があります 【ピップ・ベルナドット@HELLSING】 【状態】重症 寝たきり 【装備】自動式拳銃×2 M16 【道具】支給品一式 【思考】基本:バトルロワイヤルを生き残る 1:生存確率が上がりそうなので今はゼクスについていく 2:譲ちゃんを見捨てたら後味悪いだろ? 3:ひどい目にあったぜ 【L@DEATH NOTE】 【状態】健康 【装備】自動式拳銃 ヒラリマント 【道具】支給品一式 手榴弾×25 ノートパソコン 【思考】基本:バトルロワイヤルを止める 0:クリスたちに協力する 1:主催の目的とは何でしょう? 2:まず物置内を知る。 3:ひとまずここでゆっくり情報収集でもしましょう 【ロビンフッド@Fateシリーズ】 【状態】健康 【装備】祈りの弓 顔のない王 【道具】支給品一式 【思考】基本:契約した社長に従って動く。 0:出来る限り人は助けたい 1:アイツらよく無事だったな 2:ベルナドットとは仲良くなれそうだ 【レックス@スターウォーズシリーズ】 【状態】健康 【装備】ブラスター・ピストル ブラスター・ライフル 装甲服 【道具】支給品一式 【思考】基本:無害な人々の保護及び臨時コマンダー社長に従う 1:Lを案内する。 2:物置内の治安維持に努める。 【イナバ制作所社長@現実?】 【状態】健康 【装備】イナバ物置 【道具】支給品一式 他不明 【思考】基本:世界を救う 1:協力者を集める 2:ゼクスに賛同してもらいたい 3:大丈夫! ※イナバ物置は地中に潜り移動できるようです。 ※マスターボールの使用方法を誰も知りません
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ロリショタバトルロワイアル 本性を晒け出せ! 衝動をぶち撒けろ! 欲望を解き放て! 情熱を、燃やせ! ここは真性の漢共(女性可)が集まり、 ジャンルを問わないロリショタキャラでバトルロワイアルを行う、 あまりにもCOOLなスレです。 紳士淑女の心を忘れず冷静に逝きましょう。 現行スレ ロリショタバトルロワイアル27 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1283666935/ 前スレ ロリショタバトルロワイアル26 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277112367/ 避難所したらば http //jbbs.livedoor.jp/otaku/8274/ まとめwiki http //www25.atwiki.jp/loli-syota-rowa ページ最上部へ
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☆ (こりゃあ思ってたよりもいい拾い物だぜェ) 電車を崩壊させ、落ちてきた者を確認した王は鼻歌交じりに舌なめずりした。 本当ならば電車に乗っていたであろう可哀そうな犠牲者の躯や凄惨な現場となった車両を実況解説しながら尺をとろうと思っていた。 その途中で見つけた者―――可愛らしくひ弱そうな少女を見つけたなら話は違ってくる。 先は"お預け"された為に情欲の解消も中途半端に終わってしまった。 これは幸いだ。先の分は彼女で解消させてもらうとしよう。 「ハァ~イ、俺の名前は王(ワン)っていうんだ。王様の王だぜ、かっこいいだろぉ」 背後から久美子を抱き抱え起き上がらせた王は耳元に顔を近づけ喋りたくる。 「やぁっ...やめてください...!」 「うんうん、元気のある娘は嫌いじゃねえよ?」 もがく久美子にも王は機嫌を損なうことなく笑顔で拘束を続ける。 ウィキッドの時は似たようなシチュエーションで不覚をとったが今度は違う。 半分程度の力で抑え込んでいるのにも関わらず、久美子が脱出できる気配は微塵もない。 身体に触れていればなんとなく分かる。これは本当に恐怖で震えている。 「でも聞き分けのいい娘はもっと好きだなぁ~」 王が耳元で囁くのと同時。 ゴキリ。 久美子の肩から鈍い音が鳴り、激痛が走った。 「ぎっ、あああああぁぁぁぁぁ――――ッ!!!」 「安心しな、折っちゃいねえ。肩外しただけだからよ」 久美子の悲鳴に王は更に笑みを深め上機嫌になる。 先ほどまでの予測は確信に変わる。 この娘は雑魚だ。今まで刻んできた獲物と同じ、いや異能(シギル)も使えないならそれ以上の雑魚だ。 これはもう"先ほどは失礼しました。これはほんのお詫びです"という運営の心遣いにしか思えない。 ならばお言葉に甘えて存分に英気を養うとしよう。 「はーいそろそろ落ち着いて」 「むぐっ!?」 叫びを上げる久美子の口の中に王は人差し指と中指を揃えて入れ、右奥歯を挟み込む。 「痛いのはわかるよ?スッゲーわかる。けど俺様ちゃんに逆らったらどうなるかは分かったよねぇ?なら頑張って静かにしてくれねえかなあ?」 「......!」 コリコリとさすられる奥歯から全身にかけて寒気が走る。 激痛は収まらない。それでもなおこの男は黙って耐えろという。出なければ歯が抜かれ更なる激痛に襲われることになる。 久美子はえづきながらも必死に痛みを堪え声を押し殺した。 指示通りに黙り込んだ久美子を見て、王は満足げに笑みを浮かべ歯から指を放し口から抜いた。 「おーよしよし、エライエライ。それじゃあ落ち着いたところでお嬢ちゃんのお名前聞かせてくれるかい?」 「お、黄前久美子...です...」 「ちゃんと敬語も使えてエライねェ~、じゃあ俺様ちゃんのお願いも聞いてくれるかい?」 制服の上から胸をさすられる嫌悪感に久美子の身体が震えあがる。 「んだ、触り心地のねえ。まっ、口と下がありゃあ充分か。で、どうなんだい」 「ぅ...ぁ...」 「どうなんだって聞いてんだよおい」 王の"お願い"がどういったものかはなんとなく想像できる。 そんなのは絶対に嫌だ。今は吹奏楽のことでいっぱいだけど、いつかは普通に恋をして、そういうことは本気で好きになった人としたい。 けれど、ここで拒めばまた痛みに襲われる。どころか今度こそ殺されるかもしれない。 死ぬのは当然嫌だし、ここで死ねばこの会場の吹奏楽部の皆と会えなくなる。弁慶とセルティを助けに行くことだってできなくなってしまう。 ならば選択肢などないのだ。 「...わ、わかりました...」 「よぉしいい子だ。どこぞのペラペラ回る舌のガキも見習ってもらいたいもんだぜ。なァ久美子ちゃん」 すりすりと王の頬が久美子の頬を撫でる。 心底気持ち悪い。滝先生みたいな優男ならまだしもなぜこんな強面の男にこんなことをされなければいけないのだ。 そんな嫌悪感を隠しきれず、無意識のうちに逃れようと背けられる顔も、喉元からこぼれ出る拒絶の呻きも、いまの王にとってはただのスパイス。 ズボン越しに股座がいきり硬くなっていく。 ただ諦観し従順になるだけの玩具では詰まらない。嫌がる心と従うしかない身体の両立こそがエイス流の凌辱パーティだ。 心の底から服従し、なにもかもを王に捧げて幸福であれるのはケーイチ達エイスの面々だけで充分である。 「さぁてそれじゃあこのビデオに久美子ちゃんの人生終了宣言を残しちゃおうか。俺様ちゃんが帰ってからきみのご両親にどんだけ絡みあったかちゃあんとご報告できるようにな。 良い考えだと思わねえ?そこのコソコソ隠れてるオメエも」 王は久美子を拘束したままジロリ、と背後へと視線をやる。 その先では、黒のライダースーツに身を纏い紙袋を被ったナイスバディ。セルティ・ストゥルルソンは極力足音を殺しながら王への接近を試みていた。 「せ、セルティさ...」 「はーいそこのナイスバティなお姉さん。いまどういう状況かはわかってるよねえ?あんたがこの子の知り合いってなら猶更さぁ」 駆け出そうとするセルティに対して、王は久美子の首の後ろから手を回しズイと顔を寄せる。 『動くな。下手な真似をすれば久美子は死ぬぞ』という無言の圧力にセルティは押し黙る。 (ああも密着されては影で引きはがすのも難しい。どうにかして隙を作りたいが...) とりあえず久美子を返してもらえないかと交渉の為にセルティはペンを持とうとするがしかし。 「頭ワリィなあ。こういう時は動いちゃダメだってのが定石だろうが。こういうことされねえとわからねえのかよ」 ピッ、という微かな音と共に久美子の首を温かいものが伝う。 次いで、遅れて走る痛み。これはなんだ。恐る恐る痛む場所へと手を伸ばす。 耳だ。小さい傷ではあるが、久美子の右耳が中ほどで裂かれ血が滲み出ていたのだ。 「い、あ、あ、あ...」 あまりの恐怖に久美子は喉が震えに震え、悲鳴を上げることすらできない。 その彼女の有様を見れば、セルティも動きを止める他ない。 「あ~らら、久美子ちゃんガタガタ震えちゃってカワイソー。果たしてこれは誰が悪いんでしょーかw」 ケタケタと小馬鹿にするように舌を出し嗤う王。 だがそんな外道を前にしても首が無いセルティには怒りを言葉に乗せることも懇願して久美子の助けを請うこともできない。 いつ以来だろうか。己の声で喋ることが出来ないのをこうまで煩わしいと思ったのは。 「おやあ?もしかしておねーさんもビビッて声が出ない系?そんな有様でもこの娘を助けたいと。なるほど健気でいじらしいねえ。じゃあさ」 王がベロリと舌なめずりと共に言葉を切るのと同時。 「お姉さんが代わりになってくれてもいいんだぜえ?」 セルティの背後から王の声が聞こえた。 馬鹿な、とセルティが驚愕するのももう遅い。 王の太い両腕が背後から身体を抱きしめ、実った果実に回される。 「久美子ちゃんが相手だろうがお姉さんが相手だろうが俺はどっちでもいいんだよ。お姉さんが俺の金剛如意棒を慰めてくれたら俺も満足してあの子を逃がすかもしれねーしィ」 胸を這う腕に嫌悪を抱きながらもセルティは考える。 まず王が久美子を逃がすというのは嘘だろう。そんな相手ならそもそもこんなことをしない。 だが断れば、それこそ久美子をすぐにでも殺すかもしれない。 ならば従うしかあるまい。なにより密着しているのはこちらにとっても好都合なのだから。 セルティは唯一動ける右手を久美子に向けヒラヒラと振り、『逃げてくれ』とサインを送る。 恐怖で腰が抜けて動けなかった久美子もサインを見てようやく身体の自由が戻り、慌てて立ち去ろうとする。 だが颯爽と、とはいかず、産まれたての小鹿のように足が笑い、立つことすらままならない。 その無様な様をみた王はケラケラと笑い始める。 「いやあ健気だねえ、俺様、尊い友情に思わず泣いちゃいそうだぜwんじゃあさっそく楽しませてもらうかな...久美子ちゃんが逃げる前になあ!」 王はセルティの顔部分にある紙袋を掴み―――、一気に引き裂いた。 「さぁああ!まずは見せてもらおうじゃねえか!お姉さんのブッサイクなツラを...ッ!?」 王は驚愕した。 恐怖で引き攣っているだろうと予想していたセルティの顔には『なにもなかった』。 紙袋の下に『顔』なんてものはなく、ただ黒い影が蠢いているだけだった。 「テメェ、一体―――ガッ!?」 驚愕の隙を突き、セルティは首元から影を伸ばし王の頬へと叩きつける。 不意の攻撃を避けきれず、上体が傾く王だが、すぐにセルティへと向き直り、追撃に放たれる影から空間移動で背後に跳び、更に跳躍して瓦礫の山に登り躱す。 (なんだあのアマ!影は異能(シギル)だろうがなんで首がねえ!?それによくみりゃあ首輪もねえじゃねえか!どうなってやがる) あまりの驚愕と困惑により、先ほどまでの享楽と反撃で受けたダメージへの怒りはかき消え、セルティという存在自体への警戒心が高まり意識が彼女へと集中する。 ようやく久美子から王を剥がせれたセルティは影で鎌を作り、久美子を背に庇う。 そして。この瞬間を待ちわびたかのように 「うおりゃあああああああ!!!」 雄たけびが王の足元から響き渡った。 「なっ」 再びの驚愕に浸る間もなく、王の足元の列車の瓦礫から弾かれるように転げ落ちた。 「ったく、エライ目にあったぜ」 瓦礫の山から姿を現したのは弁慶だ。彼は頭から血を流し、全身を痛めつつも生きていた。 キョロキョロと見回せば、瓦礫の下で久美子を庇うように鎌を構えるセルティと、尻餅を尽き目を瞬かせこちらを見上げる男。 ならば状況は一目瞭然だ。 弁慶は激昂しながら王へと啖呵を切る。 「てめえがこんなことしやがったんだな!?許せねえ叩きのめしてやる!!」 「テメ、そこは人として死んどけやぁ!」 正論である。 だが、弁慶はもともとゲッターロボのパイロットに見込まれる身体能力を有し、銃で頭を撃たれてもタンコブで済まし、鬼との戦闘を生き残ってきた男である。 その彼が電車の脱線事故程度で死ぬはずもなかった。 王が激情に駆られるままに弁慶へと飛び掛かる。 (いくら頑丈だろうと関係ねえ。俺様の虚空の王【ベルゼブブ】に刻めねえモノはねえんだよ!!) 潰せないならば細かく刻んでやればいい。 あの首無しもそうだが、さすがに細切れにされて生きている生物はいない筈。 どんなに硬い筋肉の鎧でも鋼鉄の盾でも、ベルゼブブの空間切断の前では無意味だ。なにもかもが等しく肉塊と化す。 振り下ろされる王の腕を弁慶は―――手首を掴んだ。 「バカな!?」 王は驚愕に目を見開く。 王の空間切断はノーモーションからの発動が出来ない。必ず腕を振り、空間を斬る動作が必要になる。 無論、王の異能の正体を弁慶は知らない。しかし、彼の戦闘スタイルは空手ではなく柔道。 敵の攻撃を受け流し防御する空手であれば、王の攻撃は届いたはずだ。 相手の攻撃を潰す柔道の特性が偶然にも王の攻撃を防いだのである。 「天魔覆滅...往生しやがれええぇぇ~!!」 弁慶の二の腕の筋肉が筋を浮かべ、掴まれている王の手首がメキメキと悲鳴を上げる。 振りほどこうともがく王だが、弁慶の力は微塵も緩まない。 このままでは腕を破壊されると察知した王は空間転移で弁慶の頭上へと跳び離脱。そのまま上空から弁慶の頭部を狙う。 ベルゼブブは連続発動ができない。しかし、落下時間のインターバルがあれば再び使用可能。 弁慶は突如消えた王を見失い追いついていない。 (このままミンチにしてやるぜ、豚ちゃん!!) 弁慶の頭上より王の腕が振り下ろされる。 勝った―――そう確信する王だが、しかし腕は弁慶を斬ることなく空を空ぶった。 横合いからセルティの影が王の身体を弾き飛ばしたのだ。 「うぉ、セルティ!どうなってんだこりゃあ!?」 『奴は瞬間移動のようなものを使うようだ。それに執拗に狙ってるあの掌にも注意した方が良い』 「瞬間移動?そいつは厄介だぜ」 セルティと弁慶が並び立つのを見て王は舌打ちする。 (こいつら一人なら大したことはねえ...が、組まれると面倒だ) パワーだけならばケーイチと同等かそれ以上の弁慶に、斬ったところでくたばるかわからない怪物のセルティ。 どちらか一人を仕留めにかかっている隙に攻撃されれば手間取るのは必至。 最終盤ならまだしもこんな序盤で消耗するのはご免被る。 「...今回は見逃してやらあ」 なので退く。欲望を発散させられなかったのは痛いが、余興にかまけて足元を掬われては適わない。 「覚えてやがれバケモンに豚ちゃん。次会ったら手足バラバラに刻んで目の前でそのガキブチ犯してやるよ」 あくまでも冷静に、しかし腹の底に滾る憎悪はそのままに。 王は空間転移でその姿を消した。 『...行ったか』 気配が消えたのを確認した弁慶とセルティはふぅ、と一息をつき警戒を解く。 『しかし無事でよかった。正直もう駄目だと思ったぞ』 「へへっ、俺はゲッターチームの一人だぜ。あんなもの...屁でも...」 互いに無事を労うのもつかの間、弁慶はドサリと倒れこんでしまう。 慌ててセルティと久美子は弁慶の顔を覗き込む。 『大丈夫。気を失っただけだ。むしろあそこまで動き回れる方がおかしい。まったく呆れるほど頑丈なやつだ』 弁慶の無事に久美子はホッと胸を撫でおろす。 『とりあえず弁慶をどこかに運んで手当してやろう』 セルティの提案を受け、頷く久美子。 このまま北宇治高校に向かうか、それとも病院のような施設に向かうか。 セルティと話し合う最中、久美子は思う。 なにもできなかった。出来る筈もなかった。 瞬間移動する変態に、怪力無双の僧、そして影を操る首無しのライダー。 どれも普通の人間にどうこうできるものじゃない。 でもきっと他にもそういう参加者はいるのだろう。 自分は弁慶とセルティに助けられた。でも、もしも皆が自分のような目に遭っていたら? もしも守ってくれるような人がいなかったら? 「......」 胸に過る嫌な予感から目を逸らすように、久美子はぎゅっと服の裾を握りしめた。 【C-7/早朝/一日目】 ※線路と電車が破壊されました。 【武蔵坊弁慶@新ゲッターロボ】 [状態]:ダメージ(大)、出血(中)、疲労(大)、気絶 [服装]:修行僧の服 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3。自販機から得た飲み物(たくさん) [思考] 基本方針: 殺し合いを止める。 0:久美子・セルティと共に北宇治高校に向かう 1:竜馬と隼人を探す。 2:晴明を倒す。 ※少なくとも晴明を知っている時期からの参戦。 【セルティ・ストゥルルソン@デュラララ!】 [状態]:ダメージ(中)再生中 [服装]:ライダースーツ(影) [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考] 基本方針: ゲームからの脱出。 0:電車も壊れてしまったしどこに向かおう... 1:新羅、静雄との合流。臨也も警戒はするが一応探してやる。 ※参戦時期は不明。 ※再生能力の著しい劣化を確認しました。 【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】 [状態]:ダメージ(中)、肩にダメージ(大)、精神的疲労(大)、右耳裂傷(小) [服装]:学生服 [装備]: [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考] 基本方針: 殺し合いなんてしたくない。 0:電車も壊れてしまったしどこに向かおう... 1:部の皆と合流する。 ※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦 ※夢の内容はほとんど覚えていませんが、漠然と麗奈達がいなくなる恐怖心に駆られています 森林まで逃げてきた王は、影に隠れてビデオカメラを確認していた。 「チッ、駄作だぜ」 バキリ、とビデオカメラをへし折り切り刻む。 電車なら人が確実に使うと踏みちょっかいをかけた結果がこれだ。 前半は良かったが後半からがぐだぐだだ。こんな作品は残す価値もない。 「...ま、厄介な奴らが多いのがわかっただけでも儲けものか」 ため息と共に、傍にある切株に腰をかける。 王が遭遇した参加者は全部で五人。自分の知るダーウィンズゲーム参加者を含めれば十人だ。 その内の八割が異能(シギル)持ちかあるいは化け物染みた奴らとなれば、厄介な奴がまだ潜んでいるのは疑いようがない。 いくらベルゼブブが強力な能力とはいえ、セルティのような連中を一人で複数相手取るのは無茶というものだ。 「こりゃあケーイチくんみたいな『お友達』が欲しいところだな」 王がダーウィンズゲームにおいてトップランカーを保持し続けることが出来たのは、『エイス』という戦力があったからだ。 ならこのゲームでも、エイスのような戦力を集えばかなり有利に立ち回れるはずだ。 戦力の集め方は簡単。 ダーウィンズゲーム以上に異常なこの状況だ。何人かは、ケーイチのように事故や不本意に人を殺してしまい傷つく繊細な者がいるはずだ。 そういった輩に、楽になれるアドバイスを囁いてやればいい。そうすれば即席ケーイチくんの出来上がりである。 「そんじゃ次はどこに向かうかな、っと」 コキリ、と肩を鳴らし、新たな贄を求めて王は進む。次こそは思うがままに振舞えると期待しながら。 【C-7/早朝/一日目】 【王@ダーウィンズゲーム】 [状態]:疲労(中)、手首にダメージ(中) [服装]:いつもの服装 [装備]: [道具]:基本支給品一色、不明支給品0~2、チョコラータの記録映像@ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(破壊済み) [思考] 基本:人殺しを楽しみつつ、優勝を目指す 1:人が集まりそうな場所へ移動する 2:【サンセットレーベンズ】のメンバーは殺す。特にカナメ君は絶対に殺す 3:イカれ女(ウィキッド)、首無し一味(セルティ、弁慶、久美子)に次会うことがあれば、凌辱した上で殺す 4:駒になりそうなやつがいたら手中に収めるのも考える。 [備考] ※参戦時期は宝探しゲーム終了後、シノヅカを拉致する前となります。 前話 次話 炎獄の学園(下) 投下順 乙女解剖 前話 キャラクター 次話 緊急!バトルロワイアル特別番組『エイスチャンネル』前編 黄前久美子 新(ひびけ!!)ユーフォニアム ~コンプリケイション~ 緊急!バトルロワイアル特別番組『エイスチャンネル』前編 セルティ・ストゥルルソン 新(ひびけ!!)ユーフォニアム ~コンプリケイション~ 緊急!バトルロワイアル特別番組『エイスチャンネル』前編 武蔵坊弁慶 新(ひびけ!!)ユーフォニアム ~コンプリケイション~ 緊急!バトルロワイアル特別番組『エイスチャンネル』前編 王 逃走(インポッシブル)
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戦士×衛兵
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ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズに登場するキャラクター達で行われるバトルロワイアル企画第3弾。 場所は創作発表@2ch掲示板。 主催者は前回までの原作者・荒木飛呂彦に変わって、スティーブン・スティール氏&ファニー・ヴァレンタイン合衆国大統領のSBRコンビ。 会場も前回までの杜王町と異なり、Part2、Part5の舞台となったイタリア・ローマに原作の各施設を融合したカオスローマ。 地下施設・地下通路が広く設置され、吸血鬼の昼間の行動範囲が限定されるというパロロワにおいての懸念が緩和されている。 参加人数は前回よりさらに増えて100名。 さらに第1回放送までに限り、登場話死亡キャラならば無制限に登場させることができる。 マイナーキャラやネタキャラの華々しい散り様も期待できるだろう。 前回、前々回と比べて大きく異なるのはやはり、ジャイロ・ツェペリ、ジョニィ・ジョースターなどSBRメインキャラクター勢の本格参加。 そして「The Book」の蓮見琢馬、「恥知らずのパープルヘイズ」のシーラEをはじめとする小説版オリジナルキャラクター、さらにジョジョ以外の荒木飛呂彦作品である「魔少年ビーティー」「バオー来訪者」「ゴージャス☆アイリン」などの作品からの参加解禁という点も見物だ。 ジョジョへの愛、荒木飛呂彦先生の作品への愛のある方は是非ご参加ください!! 参加者 8/8 Part1ファントムブラッド ジョナサン・ジョースター / エリナ・ジョースター / ウィル・A・ツェペリ / ジョージ・ジョースター1世 / ダイアー / ストレイツォ / ブラフォード / タルカス 9/9 Part2戦闘潮流 ジョセフ・ジョースター / ロバート・E・O・スピードワゴン / シーザー・アントニオ・ツェペリ / ルドル・フォン・シュトロハイム / リサリサ / サンタナ / ワムウ / エシディシ / カーズ 13/13 Part3スターダストクルセイダース モハメド・アヴドゥル / 花京院典明 / イギー / ラバーソール / ホル・ホース / J・ガイル / スティーリー・ダン / ンドゥール / ペット・ショップ / ヴァニラ・アイス / ヌケサク / ウィルソン・フィリップス / DIO 18/18 Part4ダイヤモンドは砕けない 東方仗助 / 広瀬康一 / 虹村億泰 / 岸辺露伴 / 小林玉美 / 間田敏和 / 山岸由花子 / トニオ・トラサルディー / ヌ・ミキタカゾ・ンシ / 噴上裕也 / 片桐安十郎 / 虹村形兆 / 音石明 / 虫喰い / 宮本輝之輔 / 川尻しのぶ / 川尻早人 / 吉良吉影 18/18 Part5黄金の風 ジョルノ・ジョバァーナ / ブローノ・ブチャラティ / レオーネ・アバッキオ / グイード・ミスタ / ナランチャ・ギルガ / パンナコッタ・フーゴ / トリッシュ・ウナ / J・P・ポルナレフ / マリオ・ズッケェロ / サーレー / プロシュート / ギアッチョ / リゾット・ネエロ / ティッツァーノ / スクアーロ / チョコラータ / セッコ / ディアボロ 12/12 Part6ストーンオーシャン 空条徐倫 / 空条承太郎 / エルメェス・コステロ / F・F / ウェザー・リポート / ナルシソ・アナスイ / ジョンガリ・A / サンダー・マックイイーン / ミラション / スポーツ・マックス / リキエル / エンリコ・プッチ 11/11 Part7STEEL BALL RUN ジャイロ・ツェペリ / ジョニィ・ジョースター / マウンテン・ティム/ ホット・パンツ / ウェカピポ / ルーシー・スティール / リンゴォ・ロードアゲイン / サンドマン / マジェント・マジェント / ディ・ス・コ / ディエゴ・ブランドー 6/6 JOJO s Another Storiesジョジョの奇妙な外伝 The Book 蓮見琢馬 / 双葉千帆 恥知らずのパープルヘイズ シーラE / カンノーロ・ムーロロ / マッシモ・ヴォルペ / ビットリオ・カタルディ 5/5 ARAKI s Another Stories荒木飛呂彦他作品 魔少年ビーティー ビーティー バオー来訪者 橋沢育朗 / スミレ / ドルド ゴージャス☆アイリン アイリン・ラポーナ ※ 複数の部に渡り登場するキャラクターの参戦部は登場話で決定されました。(全て決定済み) さらに第1回放送までは登場話死亡キャラが無制限に参戦。 100以上/100以上 外部リンク 支援サイト ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd@まとめwiki ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd掲示板 スレッド ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第一部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第二部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第三部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第四部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第五部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第六部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第七部 ジョジョの奇妙なバトルロワイアル3rd第八部(現行スレ)
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※注意 作中、かなりグロいシーン連発です。苦手、不快だと思う方は 読むのをお止めください。 登場人物は全て作者やその関係者です。 了承はとっていないので、批判があったら即終了です。 足の長い人は嫌いです。(個人的に) まぁ自己責任で <序章> 「そんな! 何でこんな田舎の学校に……!」 まだ若い教師、ドラーモンが机を叩く。 それに尻込みすることもなく、wikikanは冷たく言い放った。 「政府の命令です。逆らうと貴方、死にますよ?」 「私のクラスの生徒は誰一人として殺させはしない!」 ドラーモンの叫び声が終わると同時に、職員室に乾いた音が響いた。 「従えば死ぬことは無かったでしょうに……」 wiki補佐は「バカですねぇ」と呟きながら、手の拳銃を腰に収める。 Wikikanは机に乗せた足を荒々しく下ろすと、校長室へと向かう。 「後1時間後に始めるぞ、用意はいいな?」 既に冷たくなったドラーモンの右手にはクシャクシャになった紙が握られている。 その紙には、「第1回 校内バトルロワイアル」と黒字で大きく印刷されていた。 ガラガラと扉の開く音がし、各自着席する生徒達。 教室に入ってきたのは見慣れない顔の人だ。 教室内はその事態に少々騒がしくなっている。 「静かにしろ」 wiki補佐の声を上げるが、お喋りな面々は一向に黙る気配は無い。 「静かにしろって言ってるだろ!」 怒鳴り声に流石に驚いたのか、教室のザワメキは消える。 「……今からお前らにちょっと殺し合いをしてもらう」 「え!? 殺し合いだっ……」 プラチナの声は銃声と共に掻き消えた。 顔が半分飛び散る。 ゼリー状の何かが床にボトボトと落ちた。 プラチナの後方からは、叫び声と言うか、金切り声と言うか、 もしくは両方か、そんな声が教室内を支配した。 「ルールを守らないとこうなる」 wiki補佐は「予定が少し狂ってしまったな」と手にしたプリントに何やらメモをする。 「さて、お前達には少し眠ってもらう。 目覚めた瞬間からゲームスタートだ、分かったな」 <殺し合い> 目が覚めると、俺は音楽室の隅で横になっていた。 俺はバッと体を上げ、起き上がる。 その瞬間、先ほどの出来事を思い出してしまった。 飛び散る「何か」。滴る血。物凄い叫び声。 一瞬吐き気を催すも、気持ちを落ち着かせる。 「そうさ、何かが間違ってるんだ。殺し合いなんかあるハズが無い……」 俺は自分に語りかけるかのようにぶつぶつと呟く。 改めて教室内を見回す。 窓から見えるのは暗い校庭。 壁のベートーベンやら何やらも怖いとすら感じる。 「ん? このバックは……?」 足元に少し大きめのリュックが置いてあった。 俺は震える手でリュックのチャックに手を当てる。 「これは……!」 俺は慌てて一枚の紙を手に取り、目を走らせる。 第一回校内バトルロワイアル 大会規約 生徒29名は最後の一人になるまで殺しあうこと 3日間以内に決着が着かなかった場合、全員についている首輪を爆破する 校内にあるものだったら何を使っても良い 校外に出た者の首輪は爆発する 一定時間ごとに3階から順に禁止エリアとしていく 禁止エリアとなった場所に立入った者、もしくは居た者の首輪は爆発する (以下略) 大会規約を読み終わった俺はプルプルと小刻みに震えていた。 (そんな! 今日が終わったら冬休みだったんじゃないのかよ……!) 俺は無言で床を叩き付ける。 辺りは変わらず、冷たい空気が漂っていた。 気を間際らすためか、俺は必死にリュックの中を漁る。 出てきたのはペットボトルに入った水、そして大きめのコッペパン。 それと……ナイフ。 俺はとりあえず教室の隅でじっとしていることにした。 殺し合いなんかしたくない、俺たち外伝組の奴らが殺し合いなんかするハズがない。 そうだ、コレは悪い夢なんだ……。 マブタを閉じかけた瞬間、大きな音が校内に響く。 (じゅ、銃声……!!) 俺は真っ白な頭を抱え、ただ下を向いていた。 目から一筋の水滴が流れ、「ドラミ」と書かれた名札に落ちる。 ドラミは恐怖の中、ただ教室の隅で震えていた。 <殺し> 一通り大会規約を目にした挑戦者は、ピストルを手に取る。 「……殺し合い、か……」 俺はしばらくまじまじとピストルを眺めた後、立ち上がった。 暗い教室をとりあえず見回す。 壁に貼られた学級目標……どうやら此処は3-Aの教室のようだ。 と、なると此処は2階。 つまり北棟だ。 銃の扱いは良く分からないが、引き金を引けば弾が出て人が死ぬ。 ……何だ、引き金を引くだけで人が死ぬんじゃないか。 簡単だ、そのまま殺し続ければ俺は最後の一人となり、もとの平和な生活に戻れるんだ。 俺はさほど重くも無いピストルを片手に足音と息を殺し教室を出る。 その時、ヒソヒソと話し声が聞こえた。 ――近い、かなり近い。 俺は興奮しながらも冷静だった。 こう言うと変な感じだが、何と言うかそんな言葉しか今の俺に当てはまるものは無い。 手汗を仕切りにズボンで拭きながら話し声の近くへと歩み寄る。 ……A階段の踊り場からだ。 暗くてよく分からないが、2人居ることは確かだ。 「誰だ?」 話し声が止まる。 しばらくすると聞きなれた声で返事がきた。 「その声は挑戦者か? 俺は新カントーだ。 ついでにドラAAモンも一緒だ」 「殺し合いなんかしたくねぇよ……」 ドラAAモンが溜息混じりに呟いたとき、俺は目を凝らし、2人の居る場所を把握する。 ……昔からコイツ等は好かなかった。 新カントーは俺の邪魔ばっかり。 ドラAAモンはバカ騒ぎしてウザいだけ。 右手に力が篭る。……こんな邪魔な奴ら、俺に消されて当然なんだ。 「なぁ、挑戦者も俺達と一緒に」 「ヤダね」 俺は素早く新カントーの額に銃口を向け、引き金を引いた。 ドサッと新カントーが倒れる音がする。きっと即死だろう。 「ドラAAモン、お前殺し合いしたくないんだな? だったら俺が殺してやるよ」 ドラAAモンの顔は恐怖そのものに変わる。 俺は続いて2発目を放った。 「う、うあああ!!」 階段を駆け下りる音が響く。 間一髪のところであの野郎、逃げ出したがった。 「……殺すのなんてどうってことないじゃないか これなら俺が勝ち残るな……」 笑いを堪えながら挑戦者は次なる獲物を捕らえるべく、南棟へと向かう渡り廊下へと 歩き始めた。 <把握> 「はぁ……どうしたらいいものか」 リュックの中を一通り確認したアクアマリンは体育座りのままぼーっとしていた。 それもそのはず、武器がDSだから。 多分此処は部室。 どうやら此処も校内に含まれるようだ。 何と言うか、独特の臭いが部屋を支配している。 「仕方ない、暇つぶしにゲームでもするか」 どうせ俺が此処にいるとは誰にも分からないはず。 それなら皆が適当にやりあっててくれれば結構。 俺は寒さに悴む手を温めながら、DSのスイッチを押す。 「……これ、は……」 俺は咄嗟に息を飲み込んだ。 これは地図のようだ。 校内に赤い点々が各地にある。 その上には番号が振られていた。 そして右下には残り29人中27人と書いてある。 多分、残り人数の事だろう。 俺は赤い点々をひたすらに見つめた。 まだ大半は動いていない。 強いて言うならば……12番が13番かなり動き回っている。 ……出席番号12番は「挑戦者」。13番は「ドラAAモン」だ。 「プラチナはもう居ないはずだから……新カントーが……」 きっと殺したのはどちらかだ。 つまりコイツ等は要注意人物となる。 俺は2人の動きに注意しながらも画面を食い入るように目をはる。 「えーと……これはビギナーとチュシコク、か……」 2人は職員室の隅で固まっている。 他はまだ単独行動のようだ。 (これなら、俺が勝てるかもしれない……!) 俺は小さくクシャミをすると、また画面へと目を写した。 <説得> 「ハリセンはいくらなんでもないよなぁ……」 職員室の隅で溜息をついているのはビギナー。 先ほどの銃声を聞いてからは自分の武器の弱さに嘆いているところだった。 「さっきの銃声、やっぱり拳銃とか貰ってる奴ら居るんだろうな…… もし遭ったら勝ち目無いよなぁ……はぁ」 俺は再度深い溜息をつくと目を瞑った。 もう深夜だ。眠い。 俺がウトウトし始めたとき、誰も居ないはずの職員室に声が出た。 「ビギナー? 居るの?」 「その声は……チュシコクか」 「う、うん」 チュシコクはキョロキョロと辺りを警戒するように見回しながらこっちに近づいてきた。 「僕の武器、シャーペンの芯だよ。もうね、アホかと」 チュシコクは「ほら」と一本のそれほど長くも無いシャー芯を見せてきた。 (これならまだハリセンの方がマシか……) 「ところでビギナー、僕殺し合いなんかしたくないよ……」 チュシコクの顔は曇る。 それは俺も同様だったかもしれない。 「俺も、だよ」 「ね、ねぇ! 皆に止めるように呼びかけない? 皆ならきっと分かってくれるよ!」 「でも全員に呼びかけるって……あぁ、放送室か」 俺は言いかけたとき、ふと思い出しまた悩む。 校内放送なんかしたら場所は一発でバレる。 そんなことしたらチュシコク自身が危ないのではないか? しかし、その時俺には何かが、何かが乗っ取っていた。 「そうだね、それがいいよ。 俺は此処で待ってるから、頑張って来い。 皆分かってくれるさ」 「そ、そうだよね……」 チュシコクは少し顔を引きつらせたが、笑顔を見せた。 チュシコクが去った後、俺はただ頑なに座り込んでいた。 多分、チュシコクは死ぬだろう。 そうなれば殺したのは俺同然。 いや……違うさ。 アイツが勝手に行くって言い始めたんだ。 俺は、俺は悪くない。 悪くないさ…… ビギナーは呪文を唱えるかのように「悪くない、悪くない」と呟いていた。 <鉄砲> 俺こと、金銀物語!宜しくな! ……何言ってんだろ、俺。 理科室の片隅に小柄な少年がふぅ、と溜息をつく。 「水鉄砲で何が出来るっつーの、ふざけてるよまったく……」 先ほどの銃声といい、他の奴らはどうも強い武器を持っているようだ。 鉄砲と言う点では同じだが、あっちは弾だ、弾。 こっちは水だよ、もう嫌になるさ…… 半ば鬱状態だった俺に、ふと名案が浮かぶ。 「そうだ、塩酸とかを水の代わりに入れればそれなりにはいけそうだ……」 俺はそう決めると、立ち上がり、理科準備室へと小走りで向かう。 幸い鍵は開いていた。 俺は茶色いビンを片手に、水鉄砲を取り出す。 「コレを入れれば……」 一通り塩酸や石灰水や他色々入れた鉄砲。 中の液体は気持ち悪い感じの色となっている。 理科は苦手だったので適当に混ぜたけど……爆発とかしなくて良かった。 その時、頭上から大きな声が聞こえた。 チュシコクの声だ―― 「皆!チュシコクだよ! 僕、殺し合いなんかしたくないよ! 話し合えばきっと解決の道はあるはずだよ!」 鼓膜が破けそうな声が耳部屋を支配する。 俺は堪らず耳を塞いだ。 きっと音量は最大だろう。 (バカ、そんなこと放送したら自分の居場所がバレるって言うのに……) 俺は力の限り耳を塞ぎながら、その場に座り込んだ。 その時、チュシコクの叫び声とは少し違う音が聞こえた。 ……多分ドアを開ける音か何かか。 「チュシコク、お前も馬鹿だな。自分の居場所を教えてるようなもんだぜ?」 赤髪の声だ。 心なしかその声は震えているようにも感じられる。 「あ、かかみ……」 ガタッと椅子から跳ね上がる音がしたかと思うと、今度は気持ち悪い音と 叫び声がマイク越しに聞こえた。 <赤髪> 死ぬんだ、僕は死ぬんだ、此処で。 赤髪の日本刀は僕の足を掠った。 物凄い勢いで血があふれ出し、水溜りならぬ血溜りを作る。 しかしそれっきり赤髪は何も行動を起こさなかった。 「何で、何でトドメを刺さないんだい?」 チュシコクの震えた声が気に障ったのか、赤髪は肩を震わせる。 「……ごめん、な」 赤髪が小さく呟いたかと思うと、右手がスッと僕の真横を通る。 真一文字に体を切られた僕は、その場に蹲った。 もう、歩けないし、痛くて痛くて、何も出来ない。 薄れる意識の中、僕はぼやけた視界の中、赤髪を見つける。 「あり……がと」 チュシコクは一言言い終わると満足げな顔をして静かに息を引き取った。 残り26人 <ダイブ> 目覚めたとき、俺は屋上のど真ん中で寝そべっていた。 「寒!」 両手で肘を押さえ、いかにも「寒い」と言うような格好をする。 先ほど確認したが、俺の武器は手榴弾(みたいなもの)が2つ。 降り続く雪の中、俺は3階への道のすぐ近くで蹲っていた。 一刻も早く校内に入らないと凍死してしまいそうだが、窓ガラスにチェーンが張り巡らされているし、鍵がかかっているので簡単には開いてくれそうにも無い。 (コレを使えば多分開くんだろうけど……大事な武器を使うかどうか、だ) 2分ほど考えた末、俺は武器を使うことにした。 ピンのようなものを抜き、窓ガラスの近くへと投げ捨てる。 俺は全力疾走で反対側に駆け抜けた。 数秒ほどすると、それなりの大きさの爆発音が辺りに響く。 「やった……開いた」 が、問題はそこからだった。 俺が校内に入ろうとした瞬間、コツコツと誰かが階段を登ってくる音が聞こえたのだ。 咄嗟に全神経を尖らせ、その足音の正体だけに集中する。 「お前か、ギンガ」 片手に銃のような物を持った少年が俺を睨みつける。 ……未来大冒険だ。 「俺を殺す気なのか?」 「……まぁ、そんな感じかな」 未来大冒険は短くそう言うと俺に銃口を向けた。 未来大冒険がゆっくりと、近づいてくる。 俺たちはしばらくスローの鬼ごっこを続けた後、手すりの近くで止まった。 雪が音も無く屋上のアスファルトにゆっくりと、着地し、溶ける。 「死ね!」 未来大冒険が遂にその人差し指を引いた。 俺は成す術を無く、後ずさりした。 その時だった。 雪に足を滑らせた俺は思い切り尻餅をついた。 ……弾は、当たってない。 すぐ2発目が飛んでくると思ったが、その様子は無い。 (もしかして一発撃ったら終わりなのか?) 俺は確信した。 神は居た。しかも俺の味方をしてくれる。 オロオロする未来大冒険に、俺は渾身のタックルを決めた。 それほどガッチリとした体系でも無い未来大冒険の体は浮いた。 その勢いは手すりさえ越える。 「お前も、だあああ!!!」 不意に俺の手首を引っ張る未来大冒険。 勝利を確信していた俺に予想外のトラブルが起きたのだ。 「放せよ!」 何とか両脇で手すりにぶら下がる俺だが、下半身が異常に重い。 それもそのはず、未来大冒険が俺の足首を掴んで放さない。 まるで映画のワンシーンのようだが、今俺は見てる側じゃない。 死ぬもぐるいで振り落とそうとするが、未来大冒険は一向に放そうとしなかった。 (ヤバイ、これじゃ後30秒ももたないぞ……!) その時、又も神は俺の味方をしてくれた。 リュックの中から手榴弾が一つ落っこちたのである。 その先端が未来大冒険の目に刺さった。 「キャアアアアアァァアアァァアア!!!」 まるで女のような叫び声が下の方で聞こえたかと思うと、今度はグシャッと やけに気持ち悪い音がした。 滑りそうな手すりを何とか登った俺は、息を荒くしながらも、柵に寄りかかった。 俺はなるべく下を見ないようにしながら、屋上から逃げるように3階へと向かった。
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Our Battle Royal 俺達のバトルロワイアル OBR プロローグ OBR 1話 OBR 2話 OBR 3話 OBR 4話 OBR 5話 OBR 6話 OBR 7話 OBR 8話 OBR 9話 OBR 10話 OBR 11話 OBR 12話 OBR 13話 OBR 14話 OBR 15話 OBR 16話 OBR 17話 OBR 18話 OBR 19話 OBR 20話 OBR 21話 OBR 22話 OBR 23話 OBR 24話 OBR 25話 OBR 26話 OBR 27話 OBR 28話 OBR 29話 OBR 30話 OBR 31話 OBR 32話 OBR 33話 OBR 34話 OBR 35話 OBR 36話 OBR 37話 OBR 38話 OBR 39話 OBR 40話 OBR 41話 OBR 42話 OBR 43話 OBR 44話 OBR 45話 OBR 46話 OBR 47話 OBR 48話 OBR 49話 OBR 50話 OBR 51話 OBR 52話 OBR 53話 OBR 54話 OBR 55話 OBR 56話 OBR 57話 OBR 58話 OBR 59話 OBR 60話 OBR 61話 OBR 62話 OBR 63話 OBR 64話 OBR 65話 OBR 66話 OBR 67話 OBR 68話 OBR 69話 OBR 70話
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マデルロンド大空洞 ~地底の接敵~ Ver.3.0追加マップ第3弾。 詳細 全体図 設置施設一覧 戦術プラントごとのコメントプラントA プラントB プラントC プラントD プラントE 両陣営共通戦術 西・EUST戦術 東・GRF戦術 詳細 広大な海に隣接する海岸と大空洞を進軍する。 ベースより前は入り組んだ天然・人工通路、中央はいくつもの層になっている大空洞となっている。 大空洞より上へ通じそうな穴が上部にいくつか点在しており、一部は網に覆われておらずそこから榴弾砲を使用できる。 全体図 公式サイトでマップのPDFをダウンロード出来る。 設置施設一覧 プラント 5つ。 リペアポッド 11か所 両軍ベース内に4ヶ所ずつ、B・C・Dプラントに1つずつ カタパルト 両軍ベースに4つずつ プラントA周辺に1つ、プラントE周辺に1つ。 どちらも自ベースから見て左寄りに1つしかないため、乗り継ぎたい場合は左向きのものに乗ること。 プラントA近くのものは効果時間が極端に短い。利用中のブースト回復を当てにしているとブーストが足りなくなってしまうので注意。 リフト プラントC周辺地帯に3基。東側GRFベース前に3基。 自動砲台 各ベースとベース前地帯に8、9基ずつ。 レーダー施設 ガン・ターレット 各ベースそばにタイプG。プラントBの南方、プラントDに北方にそれぞれタイプR。 ダメージオブジェクト EUSTベースはオルグレン湖水基地と同じくメガフロート(ベース構造も酷似)で、ベース周囲が汚染水で囲まれている。 大空洞内の汚染水はトラザ山岳基地(昼マップ)などと同様に水深が浅いため着水ダメージを受けない。 しかし、ホバー脚部は水上扱いで機動力が低下してしまう。 戦術 プラントごとのコメント プラントA プラントB プラントC 半径30mと極端に広い。そのためさまざまな箇所から占拠が可能なため、敵機を完全に排除しようとしてもキリがない。 周辺の水場は水深が浅く(ブラストの足首程度)ダメージも受けないが、ホバー脚だと水上扱いとなり機動力が落ちるので注意。 プラントD プラントE 両陣営共通戦術 戦域のほとんどが洞窟内で、榴弾はほぼ無意味。 逆に言えば榴弾が戦闘中に降ってきて邪魔をされないということでもある。 激戦区となる中央のプラントCとその周囲は非常に特徴的な形をしている。 一応ガンターレットRもあるが限定的。 よって直接戦闘となるわけだが、岩を挟んで対峙する形となることから視界が悪い。 後ろからポイポイ、ってのは効果が薄いのでドンドン前に出よう。 といっても結局Cプラでの戦闘は消耗戦になりがちで、取ってもそのすぐ先に敵の防衛線を引かれてしまうのであまり楽にならない。 結局勝敗の鍵は凸になるわけだが、凸りやすさに明確な格差があるのが特徴。 凸自体が通りやすい訳ではないが、釣りも含めて効果は大きい。 凸でコアゲージ差をとれれば、あとは防衛すれば勝てる。 また防衛では、釣り対策も含めてやっぱりセンサーが必須。 それなのに目立たない仕掛けどころがなく、壊されやすい。 不毛なセンサー再設置の繰り返しに耐えられるセンサー支援が居るかどうかが勝敗のもうひとつの鍵。 戦闘だけで考えれば面白いが、勝敗にこだわるといろんな意味で厳しいマップである。 西・EUST戦術 凸ルートが3つあり、どれも有用。 中央プラントでドンパチしつつ凸る、という常套手段でいける。 一端大きなゲージ差をとれれば、凸ルート警戒しつつCプラ付近でラインを引いて楽に勝てるだろう。 東・GRF戦術 凸ルートは2つと劣る。 プラントCを安定させてそこから攻めるような格好を取って、ようやく五分程度。 だがプラントC攻防では有利不利はなく、プラント奪取の決定打も打ちにくいため、その達成はかなり難しい。
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ラストバトル 収録作品:ドラえもん のび太と妖精の国[SFC] 作曲者:沓掛隆志? 概要 本作の最終ボスである妖精の国の女王ユリアスを幽閉した怪物(正式名称不明)とのバトルで流れるBGM。 ラストバトルに相応しい熱いメロディーが特徴の、良い意味でドラえもんらしくないドラマチックな音楽。 何よりこのバトルの醍醐味は、ドラえもん達5人のメンバー全員が順番にラスボスと対決するどいう演出方法。 ジャイアン「お前なんか、この俺様がこてんぱんにのしてやらあ!!みんな!最初は俺に任せろ!!」 のび太「ジャイアンの次はボクだ!ちょっと怖いけど……ええい!負けないぞ!!」 スネ夫「のび太だって頑張ったんだ。今度は僕の番だ!」 しずか「女の子だと思って甘く見ないでね!あたしだって負けないんだから!」 ドラえもん「地球はこの星で生きているみんなのものなんだ!お前なんかに渡さないぞ!僕が相手だ、掛かって来い!!」 という熱いセリフと共にキャラが入れ替わってラスボスに挑みかかるシチェーションは非常に燃える。 燃える音楽とそれに負けないぐらい燃える演出が重なり、本作の中でも代表する曲と言える人気の高さを誇る。 そして次回作の『ドラえもん2 のび太のトイズランド大冒険』のラスボス戦ではこの曲アレンジが使用。 このラスボスは「キットラ」という名前がちゃんとあるので「キットラ戦」とも呼ばれている。 原曲と比べて音色に膨らみがあり、より重厚さが増したアレンジとしてこちらも人気曲。 この戦闘でもドラえもん達5人が順番に対決する演出となっており、各キャラの台詞は以下の通り。 のび太「キットラ!目を覚ますんだ!」 しずか「仕方ないわ!今度は私が相手よ!」 スネ夫「行くぞ~!お前なんかに負けるもんか!」 ジャイアン「オレ様の出番だ!覚悟しろ!!」 ドラえもん「何を言っても無駄だな!同じロボットだからって手加減しないぞ!掛かって来い!!」 ドラえもんの台詞がやたらワイルドなのは、かつてはキットラと同じ境遇だったロボットとして、何としても人間への復讐を食い止めたいという決意が秘められているからかもしれない。 過去ランキング順位 第4回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 680位(妖精の国) 第7回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 771位(トイズランド大冒険) みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 160位(妖精の国) 第2回みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 167位(妖精の国) みんなで掘り出すゲーム音楽ベスト100 5位(トイズランド大冒険) みんなで決めるスーパーファミコンBGMベスト100 126位(トイズランド大冒険)
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0-2:深夜 6-8:朝 12-14:真昼 18-20:夜 2-4:黎明 8-10:午前 14-16:午後 20-22:夜中 4-6:早朝 10-12:昼 16-18:夕方 22-24:真夜中 【ルール】 孤島に放り込まれ、そこで殺し合いをする。 放送は0:00、3:00、6:00、9:00、12:00 15:00、18:00、21:00 禁止エリアは1個から3個増える。 そのときに動機になるものを出すかも? 基本支給品は ■電子生徒手帳 ■懐中電灯 ■メモ帳と鉛筆 ■簡易医療セット ■飲料と食糧 不明支給品は1~3個支給される。 チート能力は規制対象です。 例 一方通行のベクトル変換→使用時間制限 東方勢の弾幕→使用不可 地図 1 2 3 4 5 6 A 城 城 平 神 山 展 B 城 城 教 平 山 山 C ホ 病 平 洋 山 山 D 沼 平 希 希 平 野 E 平 平 森 森 市 平 F 古 平 住 セ 住 住 城…クッパ城@マリオシリーズ 平…平野 神…博麗神社@東方project 山…山 展…展望台@化物語 教…教会 ホ…ホテル 古…古館@青鬼 希…希望が峰学園@ダンガンロンパ希望の学園と絶望の高校生 病…病院 セ…セブンスミスト@とある魔術の禁書目録 住…住宅街@リアル鬼ごっこ 森…森 沼…底なしの沼 市…市役所 洋…洋館@BIOHAZARDシリーズ 野…野球場